プチ家出

2004年10月10日 家族・子育て
…っていうほどのものでもないんだけど。

いろんなことに切れて、「切れて」というのは正解じゃないな。
疲れてしまって、昼食の後片づけをした後、行き先も言わず家を出てしまった。

どこに行こうか決めていなかったから言えなかったということもあるんだけど。

足の赴くまま、ある場所に行った。
自動車だと5分、歩きだと40分かかった。そう、実家行きのフェリー乗り場。

6時30分出航なので準備中だったが、3時前なのにもう客さんがちらほらいた。
私は待合室の一番前に座り、窓から見える船を見ていた。

「このまま乗って実家に帰ろうか」
なんてことをぼんやり考えて。
今夜帰って実家に半日いて、明日の夜の便で帰ってくれば月曜の朝7時くらいには家に着くじゃないの。いいかも。
なんてね。

思いとどまったのは、子どもたちがいなかったから。もし二人がいたら切符を買っていたかも。

自動販売機の横にいたら、従業員のおっちゃんが二人やってきて
「あのかわいくない新米にコーヒーで買っちゃろうね。」

この人達、ふるさとの人達だ。石川啄木の世界だね。

これから、どうしようもない時ここに来て、ふるさとのナンバーをつけた自動車を見たり、ふるさとの言葉を聞いて、心を癒すのもいいかも。

帰りは街路樹から落ちたドングリを踏みながら、すこし気分を持ち直し、帰ってきました。

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