『血と骨』

2004年11月17日 映画
レディースディーで見てきました。
観客は少なかったです。老夫婦もいたりして、『2046』と違うなって感じ。

見てて、とても切なかった。

在日と日本人とかじゃなく、時代が重なるから。

小さい頃、大阪に住んでいたわけではないけど、路面電車、ちゃぶ台、ガラス戸、すきま風をふさぐ新聞紙。どれも見覚えがあるものばかりで、とても懐かしく、そこに自分がいるよう。

祖母が寝たっきりで偏屈者の祖父がずっと面倒見ていたし、
祖父の弟が家に怒鳴り込んでは暴力をふるっていたことを思い出したり(当時私は3才くらいのはず)
懐かしく、切ない映画でした。

韓流とブームだけど、これも朝鮮民族の一面、
というよりは、金俊平が朝鮮民族であろうと日本人であろうとかまわない、これも一時代の側面であると思う。

たけしの演技が光っていたし、鈴木京香も見事な老けぶり。日本映画もいいじゃない!

しかし、『クイール』を作った崔洋一の作品とは!
『月はどっちに出ている』『血と骨』と『クイール』、両方の路線を行くのか!!

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