私達クローン病患者にとってエレンタールは欠かせない薬品(食品に近い)である。
この工場が福島にあって、震災後操業停止、薬局がエレンタールを調達できない状況がある。
(味の素薬品によると5月中旬からこれまで通りの供給ができるらしい)

3月下旬の診察後、我が家全員が利用している近くの薬局に処方箋を出した。後から電話がかかってきて「エレンタールの調達に時間がかかりそうです。」と言ってきた。
結局もらったのは1週間後で、賞味期限が4月のもので、「早めに飲んでください、来月以降はどうなるかわからない」と言われた。
今は体調がよく入院は当分ないだろうけど、もし入院して4月中に飲めなきゃ廃棄??

ある患者は3包×28日=84包いるのに、自宅近くのかかりつけ薬局でもらったら14包しか用意できず、後は供給が始まってからと言われたらしい。


では、エレンタールが全く無いかというとそうではない。
エレンタール処方の大きな実績がある薬局には優先的にエレンタールが来ている。
エレンタールが調達できない薬局はそのあたり情報を問屋から聞いているはず。自分の薬局で揃えることができないのであれば、「門前薬局に行けば全て揃う」と患者に伝達すべきではないか。患者の不安も考えて欲しい。

結局、私は4月の診察の後、クリニック前の薬局に行ったところエレンタールは十分にあって、賞味期限も来年以降、持って帰れない薬品は送料無料で送ってもらえた。


薬局にはよく「かかりつけ薬局を持とう!」とか「全国の処方箋を受け付けます」とか書いている。
じゃ本当に持っていって大丈夫?

遠く離れた病院でもらった処方箋を家の近くの「かかりつけ薬局」に持っていくと、一般的でないお薬はすぐに用意することができず、今飲みたいのに「明日以降になります」と言われ結局その病院の門前薬局に戻ることになってしまう。
あるいは、以前勤めていた(事務で)薬局ではジェネリックで処方されたお薬をそのジェネリックで用意できず、薬価の高い先発薬品で投薬したこともあった。
(これは許されることなんだろうか??)


薬局が全ての薬に即対応できるなら「かかりつけ薬局」を推奨してもいいと思うけど、それはムリ。また、かかりつけ薬局で薬を一括管理すべきであると考えるなら、お薬手帳はいらないんじゃないの?A4で印刷された薬情(薬品情報)をちゃんと保管していれば十分じゃないの。
薬局は門前の病院でよく出るお薬の得手不得手があるのだから、やはりお薬は門前薬局でもらうのが一番。
今回のエレンタール処方でそう感じた。

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